去る5月3日、郡山市中央公民館の多目的ホールで第46回憲法を考える郡山市民のつどいが開催されました。今年は戦後80年の年であると同時にヒロシマ、ナガサキへの原爆投下80年でもあることから、中沢啓治さん原作の「はだしのゲン」のアニメ版の映画を上映しました。
当日は、実際の参加者は180名を超過するとともに、協力券の頒布に協力していただいた方が300名を超える成果を上げることができました。原爆投下から80年という区切りの年に多くの郡山市民の方々の関心を呼んだのだと思います。そして、元教員の方からは教育現場における平和教育の現状についての報告を受け、「はだしのゲン」を鑑賞していく上での視点を示唆していただきました。
石破首相は、戦後80年にあたっての閣議決定を経た首相談話を見送るとの方針を持っていることが報道されておりますが、ロシアのウクライナ侵攻やガザでのイスラエルの侵攻など、力によって現状変更をしようとする様々な動きが全世界的に広がりを持つようになっているのではないかとの危惧を覚えます。このようなときに、唯一の被爆国の首相が戦争の愚かさを訴え、世界の平和構築に向けた談話を発表することが求められていると思います。